こんにちは作業療法学科のJです
すっかり秋らしくなってきた新潟ですが、季節の変わり目で体調を崩す人も多いようです基本的なことですが、うがい手洗いを徹底し風邪を予防しましょう
さてさて、今日は作業療法学科3年生の授業風景を覗いてみましょう
おや?上半身裸の男性がいますね?
この方、新潟医療福祉大学作業療法学科の学生は2期生のころからお世話になっている方なんです
男性はSさんといい、数年前に左上肢を大怪我されて、大きな手術を何度も行い、一生懸命リハビリテーションをされました。日常の生活は可能ですが、現在も左の手は元通りというわけにはいかず、日々リハビリを頑張っていらっしゃいます
そのSさんに対し、この授業では毎年、臨床実習のデモンストレーションを行わせていただいているのです
「臨床実習」とは、入学から2年半かけて大学で学んだ知識や技術を、病院や施設など実際の現場で見学・体験し学ぶ科目ですいわば2年半の集大成といっても過言ではないでしょう3年生は10月から2週間を2回、様々な施設へ出かけ、実地の勉強を行います
そこで、この日はSさんに大学までご足労いただき、障害のあるお体に対して関節の動きや筋力などを測定する練習を行わせていただいているのです
食い入るように見つめ、より多くのことを学ぼうとする姿勢が勇ましいですね
学生同士の練習で上手に出来ていても、いざ本番となると緊張しちゃいますね大山学科長も学生の様子を期待と不安が入り混じった表情で見つめております
緊張した雰囲気の中でも冗談も交えながら話してくださるSさんのおかげで終始和やかな雰囲気で授業が終了しました
未熟な学生の相手を長時間していただいて疲れていらっしゃるにも関わらず、帰り際のSさんの言葉は・・・。
「皆さん、いい先生になってね。」
その言葉には、希望や想いが沢山詰まっているような気がしました学生がその言葉や想いに応えるには、学業に勤しみ、そして作業療法士として活躍することが本当の意味での御礼になるのではないでしょうか
Sさん、本当に有難うございました今後もお体に気をつけて、リハビリとお仕事を頑張ってください
さぁ3年生よ、評価実習まであともう少し皆で一緒に頑張ろー